200本の単純移動平均線(SMA)は、多くのトレーダーにとって非常に重要な指標です。この線が価格に接触したとき、その線をサポートまたはレジスタンスとして使用することができます。
この線が価格の反転ポイントとして機能しやすいのが特徴です。この記事では、200本の単純移動平均線に触れた場合に逆張りトレードを行う方法について、効果があるのか実際にプログラムを作ってみてバックテストで検証してみます。
200本の単純移動平均線について
単純移動平均線(SMA)は、一定期間の価格を平均化して得られる直線状のテクニカル指標です。200本のSMAは、200期間の価格を平均化して得られるテクニカル指標であり、長期のトレンドを表します。
トレンドの転換を示す
200本のSMAが上昇トレンドから下降トレンドに転換する場合、相場のトレンドが変化していると考えられます。
![](https://elite-collections.com/wp-content/uploads/2023/04/trande-1024x1011.png)
これは、ドル円の日足ですが、200本の移動平均線を割ったら、下降トレンドへ転換しているのがよく分かります。長期的な需要と供給のバランスが変化していることを意味しています。また、200本のSMAが下降トレンドから上昇トレンドに転換する場合も同様に相場の転換を示すことがあります。
PineScriptでプログラムを作ってみる
ChatGPTを使ってプログラムを作成して、バックテストで確認してみました。やりたいことは以下のようなシチュエーションです。200本の移動平均線を割ったときにエントリーして反発を狙う感じ。
![](https://elite-collections.com/wp-content/uploads/2023/04/ma200-1024x725.png)
ChatGPTにお願いした内容
具体的に指示した方がよいです。具体的であればあるほど、こちらが望む内容で返ってきやすいです。どのくらい反発か分からないので、ひとまず20pipsで。あと、損切りはとりあえずは無しで作ってもらうことにしました。
![ChatGPTでプログラム、移動平均線の逆張り](https://elite-collections.com/wp-content/uploads/2023/04/aaa-1024x552.png)
テスト結果
挙がった内容でテストしたら以下のようになりました。勝率25%、プロフィットファクター0.83
分かってはいましたが、勝率も低く、このままでは全く稼げません。勝率はともかく、プロフィットファクターは1を越えないと利益になりません。
![](https://elite-collections.com/wp-content/uploads/2023/04/testkekka1-1024x522.png)
ChatGPTに改良点を訪ねてみた
オシレーター系を組み合わせると、だいたい逆張りはうまくいくから、ChatGPTに改良点を訪ねてみました。
以下のような回答が返ってきました。結構的を射ています。
![ChatGPTでプログラム改良](https://elite-collections.com/wp-content/uploads/2023/04/sygas-1024x584.png)
改良後のテスト結果
ChatGPTが出してくれたアイディアの1つを加えてみました。その結果がこちら。
勝率95%、プロフィットファクター1.944
![](https://elite-collections.com/wp-content/uploads/2023/04/sygas2-1024x490.png)
![](https://elite-collections.com/wp-content/uploads/2022/11/yanoteck-150x150.jpeg)
まとめ
移動平均線200本の逆張りは単体では勝率が低い結果になりました。でも、オシレーター系を組み合わせることで勝率を上げることがテストの結果からも分かりました。
これらのオシレーター系と移動平均線200本を組み合わせることで、相場の転換点や適切なエントリータイミングを見つけることができ、勝率を上げることができます。
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