西原宏一氏の「シンプルFX」は、FXやってる方にとって注目すべき一冊です。この記事では、私が「シンプルFX」を読んでみた感想とその内容について紹介します。
Kindle Unlimitedで偶然読んでみたのですが、むちゃくちゃ良かったので詳しくまとめたいと思います。
著者の西原宏一氏について
西原宏一(にしはら こういち)さんは、元プロのディーラー。現在はCKキャピタル代表。日本のトレーダーであり、投資家としても知られています。彼は、特に短期トレードやデイトレードを得意とし、その手法や考え方を多くの人々に紹介してきました。
公式ブログ
西原さんは、独自のトレーディング手法を提唱し、そのシンプルさや効果性で注目を集めました。彼の手法は、複雑な分析や指標に頼らずに、チャートパターンや価格アクションを重視するアプローチです。また、リスク管理やポジションサイジングにも重点を置いています。
西原さんは、自身の経験やトレードの知識を広く共有するために、著書やセミナー、ウェブコンテンツなどを通じて情報発信しています。彼の著書「シンプルFX」は、特にトレード初心者や忙しいビジネスパーソンに向けて、シンプルで効果的なトレード手法を解説しています。
書籍「シンプルFX」について概要
元プロのディーラーの方が書いた書籍で、使っている言葉や思考など、普通のトレーダーが書いたものとは一線を画しています。30年以上の経験を持つ西原宏一氏が、FXの実践的なテクニックをわかりやすく解説したものです。
前半部分で為替の基礎知識を解説し、後半部分ではテクニカル分析の一例を記載しています。どういう意図でチャートが動いているのか、大口(機関投資家側)の動きを解説している数少ない書籍だと思います。
読んでみた感想
前半はディーラー側の思考がわかります。
後半は、テクニカルを使った説明が書かれていますが、とにかく細かい。ディナポリ(DMA)を使ったトレンドの押し目、戻り目を狙う手法解説が、この書籍での大きなポイントになりますが、チャートでの解説がほとんどなく、長文での文章での説明なので、ここを読み解けるかが大きなポイントになります。
僕は、一回読んだだけではチンプンカンプンでした。チャートにディナポリを入れて、検証しながら読んでみると、よく理解出来ると思います。
この書籍でのポイント
矢野テックが気になった箇所をピックアップしてみました。自分用のメモでもあります。
- 有事のドル買い
- 「噂で買って事実で売る」
- 事前に予想された空爆=市場参加者はドル買いを終えている
- 空爆の始まり=利食いのシグナル
- 空爆の噂=仕込み時
- 空爆開始(事実)=決済
- 9.11以降「有事のドル売り」に変化
- プロのディーラーの仕事=為替介入やソロスの注文に乗る
- リアルマネーの動きに注視
- 輸出企業が海外の売上外貨を円と交換するタイミング(円買い)
- 東電が海外から買った液化天然ガスの支払い(円売り)
- 米国株上昇=投資家はリスクを取りにいく=リスクアセット買い
- 米国株下落=リスクアセット売り、国債が買われる
- トレンド上昇ではIMMに注目(ショートスクイーズの可能性)
- 現在の売り手=将来の買い手
- 売りでで持ってるポジション=買い戻される
- ものすごく弱い通貨とものすごく強い通貨の組み合わせ
- ドル円が上昇したら要因が円安なのかドル高なのかを考えろ
- 円安でドル円上昇の場合=クロス円中心のトレード
- ドル高でドル円上昇=ドルストレート中心
- 豪ドル=疑似人民元
- ポンドは投機通貨
- ポンドはプロのディーラーでもやられることがある
- スイスフランはSafe Haven
- 月末のユーロ買い、ポンド売り
- FXで利益上げる=どこで入り、どこで出るか考えろ
- 一目均衡表は三役好転と三役逆転をみる
- 一目均衡表では基準線を重視
- 一目の基準線が上向き&ローソク足が基準線より上=強気相場
- 三役好転、三役逆転時に遅行スパンが雲を抜けているか?
- 一目均衡表+RCI
- RCI3本
- RCIのパラメーター(9,26,52)
- 上昇トレンド中のちゃぶつき=SMAを割り込むことがある
- ディナポリ(DMA)を使う
- 3x3DMA
- 強いトレンド=急騰や急落を示すスラスト発生
- 8本以上のローソク足 > 3x3DMA
- スラスト発生=順張り
- シングルペネトレーションを考える
- フィボナッチ・リトレースメントも引く
- ダブルレポ(8本以上のスラスト後の3x3DMA割れ)も考える
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