経済指標を活用したトレードは、多くの投資家やトレーダーにとって魅力的な手法です。経済指標は、市場の基本的な状況や経済の健全性を示す重要な情報源です。
正しい分析と判断を行い、適切な戦略を採用することで、経済指標で高い勝率で勝つ事ができます。本記事では、経済指標での勝ち方や必勝法について解説します。
トレード可能な経済指標
どんな経済指標でもトレード出来るかというと、違っていて以下の経済指標をおすすめします。これらは、ドル円で大きなボラティリティが発生する経済指標です。
やりやすい経済指標
- 米国消費者物価指数(CPI)
- 米国個人消費支出(PCE)
- 米国製造業景況指数(ISM)
- 米国失業率
- 米国四半期実質国内総生産(GDP)
- 米国ADP雇用統計(ADP)
難しい経済指標
以下は、経済指標一覧では重要に位置づけられていますが難しいです。実際にトレードするとわかりますが、上下の髭の幅が大きすぎるんです。
- パウエルFRB議長の発言
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)
- 日本の経済指標発表(ボラが低い)
- 日本銀行、植田総裁の発言
経済指標でも有効なトレード手法
経済指標でも使えるトレードの手法について、矢野テックが実際にやっている方法をまとめてみます。
普通にトレードは絶対だめ
絶対に普通にトレードしてはいけません。たまに、普通にトレードすれば良いって書いている方がいるんですが、本当に実際にトレードしていますか?って思います。そんな訳ないだろうって、めちゃくちゃ大損します。
直前にポジションはクローズ
経済指標の発表前には、それまでにポジションを持っている方はクローズしておくことをおすすめします。それまで右肩上がりだったのが、発表と同時に暴落ということもよくあるからです。
アメリカの大きな経済指標だと、50〜200pipsは動くので、それまで含み益だったのが、経済指標発表と同時に含み損を抱える事になります。
人為的なトレンドが発生するので順張り
経済指標は、発表直後、激しく上下に揺れますが、5分足レベルでのトレンドが強制的に発生します。
下記は2023/5/26 米国PCE(個人消費支出)発表直後のチャートです。きれいな上昇トレンドを形成しているのがわかります。
逆張りは難しい
逆張りは日本人は逆張り好きと言われていますが、経済指標発表の直後の逆張りはやめたほうがいいです。大怪我します。
1〜2時間して、トレンドが落ち着いてからだと逆張りはアリですが、それまでは上記のように下がったと見せて、押し目で伸びることもあるので、素直に順張りが良いかと思います。
経済指標での短期順張り手法
僕、矢野テックのYoutubeで過去に解説しました(所要時間4分1秒)
やり方
ざっとやり方をまとめると、こんな感じです。アメリカの経済指標の時はドル円だけがおすすめです。時間軸はエントリー時は1分足、すぐに5分足に切り替えます。
- USDJPY
- 平均足導入(インジケーターHeiken Ashi)
- エントリー時は1分足
- 2本目で動いた方向にエントリー
- 5分足に切り替える
- クローズタイミングは平均足の色が変わるまで
- 経済指標のトレンドは1〜2時間で終わる
1分足2本目でエントリーする理由
経済指標でもCPIやFOMCなど、通貨の価値に影響が極めて大きい指標を狙います。したがって、発表直後は、信じられないくらい上下に値段が動きます。
1本目から入ろうと思っても、たぶん間に合いません。特に1本目は髭をつけて、戻る傾向が強いので、天井掴む事が多いです。いきなり大きな含み損を抱える事になってしまいます。
クローズタイミングは5分足の平均足の色が変わるまで
どこまでトレンドが続くかですが、ローソク足だけだと判断が難しいです。経済指標は強制的にトレンドが発生するので、平均足を使うと一目で終了タイミングがわかります。
しかも、CPIやFOMCは5分足レベルでのトレンドが多いので、5分足+平均足でみて、色が変わるまで持ち続けると良い感じで取れます。
ポジションは持ち続けない
経済指標でのトレンドは、一時的なトレンドにすぎません。ずっと続くものではないので、注意が必要です。
アメリカの経済指標は夜に発表があるので、翌日まで持ち越しがちがですが、それは絶対にやめてください。100%損します。
5分足レベルで平均足の色が変わるまで粘ったら、そのあと、元の値段に戻ってくることが多いです。
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