逆張り取引において損切りポイントの設定は重要な要素です。しかし、損切りすることで勝率が下がるのは避けられません。逆張りというのは本来勝率が低く、リスクの高い取引方法です。ですから、ある程度の損失を覚悟し、勝率よりも一度の勝ち額を大きくすることを目指す必要があります。
リスク許容度に合わせて設定する必要があり、勝率をある程度犠牲にする覚悟が必要不可欠です。逆張りでの損切りポイントを詳しく考察してみました。
逆張りについて
FXの逆張りとは、主に短期的なトレンドの反転を狙って、そのトレンドとは逆方向のポジションを取る取引手法です。
具体的には、相場が上昇トレンドの時に売りを仕掛けたり、下落トレンド時に買いを仕掛けるといった戦略です。ローソク足などのテクニカル分析を用いて、反転のサインを捉えるのが一般的です。
逆張りのメリット&でメリット
逆張りのメリットは、トレンド反転時に大きな利益を得られる可能性があることです。しかし、トレンドが反転する前に損切りする必要があるため、損切りのタイミングが難しいのがデメリットです。
また、流動性の高い通貨ペアを選ぶ、位置サイズを小さくする、損失限度額を設定するなどのリスク管理が不可欠です。基本的には高リスク高リターンの取引手法であるため、十分な知識と経験が必要不可欠だといえます。
筆者はサインインジケーター開発中
逆張りについて、ここ4ヶ月は研究しています。MT4の逆張りのサインインジケーターを開発中のためです。このような感じ
逆張りの手法
FXにおける逆張りの主な手法としては以下のようなものがあります。個人の取引スタイルに合った手法を習得することが重要です。
ローソク足の形状を利用する手法
ローソク足のハンマーやシューティングスターなどの形状から反転を予測する。
移動平均線のクロスを利用する手法
短期と長期の移動平均線のクロスをトレンド反転のサインと捉える手法ですが、一般的すぎて、クロスの騙しが多発しやすいです。見極めがとても重要になります。
抵抗線・支持線
サポートやレジスタンスラインが反転するのを買いまたは売りの機会とする手法です。バイナリーオプションでは、けっこう多用しますが、今のチャートでどこが抵抗になって支持線になっているか、チャートを読み解く力は必要になります。
オシレーターを利用する手法
RSIやストキャスティクスなどのオシレーターの反転を判断材料にします。複数使うと、より確率が高くなります。現在、矢野テックが逆張りサインインジを開発で使ってます。こちらに詳しくまとめました。
ボリンジャーバンドの反転を利用する手法
ー2σ〜2σでのバンド間での反転を狙う手法、非常に使えるけれど、バンドがエキスパンション(拡張)した際は、ものすごい含み損を抱えます。あくまでもレンジ中でのみ使える手法になります。
ボリンジャーバンドも他の指標と組み合わせると、かなり使えます。過去に研究した記事があるので、そちらをご参考ください。
損切りポイントの考察
逆張り取引とは、FXにおいて主に短期的なトレンドの反転を狙って、そのトレンドとは逆方向のポジションを取る取引手法のことです。例えば、相場が上昇トレンドにある時に売りを仕掛けたり、下落トレンド時に買いを仕掛けるといった戦略がこれにあたります。リスクは高いものの、大きなリターンも期待できる手法です。
この逆張り取引で最も重要なのが、適切なタイミングでの損切りです。トレンド反転を予測したものの、実際は反転せずに元のトレンドが継続した場合、大きな損失を被る可能性があります。したがって、ある程度の損失を覚悟の上でも、損失が一定以上にならないように早めに決断する必要があります。
前回の安値・高値を設定
ここで活用できるのが、過去の値動きから支持された価格帯を損切りラインとして設定する手法です。具体的には前回の安値や高値に設定します。これはシンプルですが、前回の安値や高値を割ってから、逆転することが結構あるので、手数を打つ必要がでてきます。
上位足の高値・安値
また、15分足や1時間足など上位の足の安値や高値を参考にするわけです。いわゆるMTF(マルチタイムフレーム)の考えです。5分足でみていても、上位足の抵抗線を考えるということです。
例)5分足でのMTF
例えば、5分足のチャートで短期的な上昇トレンドが確認でき、ここからの反転を狙って逆張りで売りポジションを取ったとします。この場合、直近の15分足や1時間足の安値を損切りラインとして設定するというのも手です。この安値を下回る動きがあれば、当初の予測が外れた証拠であり、早めに売りポジションを決済するべきだと判断できるからです。
抵抗線や支持線は反発するので損切りとして使える
このように過去の値動きで支持された価格を損切りラインとすることで、相対的に信頼できる水準からのリターンを期待しつつ、リスクを限定することができます。過去の値動きは必ずしも未来の値動きを保証するわけではありませんが、一定の参考度はあると言えるでしょう。
ボラティリティに注意
一方で注意すべき点として、マーケットのボラティリティが高い状況下では、思い通りのタイミングで損切りできないケースもある点です。
設定した損切りラインの価格に達する前に相場が激しく動き、大きな損失を被る可能性も否定できません。したがって状況に応じて損切りラインは適宜見直すべきでしょう。
トレンド発生に注意
また、トレンドの強さや勢いにも留意が必要です。強力なトレンド移行時などは反転の可能性が低く、損切りラインに達する前に大きな損失が発生する可能性が高いため、リスクはより高くなります。
逆張りは勝率は低い
最近は逆張りばっかりやっていますが、損切りをどこにするかで、勝率は大きく違います。
逆張りで稼ごうと思ったら、勝率は捨てるしかありません。僕で良くて60%くらいです。損切りポイント次第ですが、こんな感じで結構手数を打ってます。連敗も沢山あります。
上記で、以下のような感じです。プロフィットファクター2.14なので上出来です。レンジ間を見極めて、
逆張りの勝率の考察
逆張りについての勝率の考察は、過去にこちらの記事で詳しく解説しました。あれこれ実験した結果を公開してます。
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