FXで逆張りトレードは何時がベスト?時間帯によって変わる相場の流れ方と心得

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FXでトレードを行う際、順張りだけでなく逆張りを活用することで、さまざまな相場環境に対応することができます。しかし、逆張りトレードはリスクが高く、トレードのタイミングや時間帯を誤ると損失を出すことになります。そこで、本記事では、逆張りトレードにおいて注目すべき時間帯や、効果的な逆張りトレードの方法を解説します。

目次

各市場ごとの時間帯

取引開始時間は、日本をのぞいいて、夏時間(4〜10月頃)と冬時間(10月〜4月頃)で異なります。

市場名開始時間(夏)終了時間(夏)開始時間(冬)終了時間(冬)
東京9:0017:009:0017:00
ロンドン16:001:0017:002:00
ニューヨーク21:006:0017:007:00
オセアニア6:0015:007:0016:00

順張りに有効な時間帯

時間帯によって、順張り向き、逆張り向きの時間帯があります。

欧州時間

欧州時間は、世界的な金融市場の中でも、非常に重要な時間帯の一つです。欧州時間帯は、標準時間(UTC0)で8時から17時までの間を指します。これは、日本時間で15時から翌日の0時までになります。

欧州時間帯は、ユーロ圏を中心とする欧州地域の経済活動が活発になる時間帯であり、欧州連合(EU)の政策発表や欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表が行われることが多いです。また、英国の経済指標の発表や英国の金融政策に関する発言も、欧州時間帯に行われることが多いです。

FXにおいて、欧州時間帯は順張りに非常に効果的な時間帯です。これは、欧州時間帯が、東京市場の終了後からNY市場の開始前までの間にあたるため、この時間帯には相場の流動性が高まり、ボラティリティが増加することが多いためです。また、欧州時間帯は、欧州地域の経済活動に関する情報が多く発表される時間帯であるため、市場参加者の注目度も高まります。

これらの要因が重なり、欧州時間帯には、トレードのチャンスが多く生まれるため、順張りトレーダーにとっては重要な時間帯となります。

ニューヨーク時間

ニューヨーク市場は欧州市場の相場価格を引きずることがあります。これは、欧州市場の終了後に開始するニューヨーク市場が、欧州市場の流れを受け継いでいるためです。

欧州市場は、ユーロ圏を中心とした経済圏の経済指標発表や金融政策の発表が多く行われる時間帯です。そのため、欧州市場が閉じた後には、その情報に基づく市場参加者のトレードの影響がニューヨーク市場に波及することがあります。

また、欧州市場の後に開始するニューヨーク市場は、世界最大規模の金融市場の一つであり、アメリカの経済指標発表や金融政策の発表が多く行われます。そのため、欧州市場が引き継いだ相場の流れに、ニューヨーク市場の情報が加わることで、相場の変動がさらに加速することがあります

逆張りに有効な時間帯

東京時間

FX市場において、逆張りに有効な時間帯として、東京市場が挙げられます。その理由は以下の通りです。

まず、東京市場は世界の主要な金融センターの中で、最も早く開始される市場の一つです。そのため、市場の流れがまだ明確になっていない時間帯となります。このような時間帯は、逆張りトレードに適した環境であり、相場が反転する可能性が高くなります。

また、東京市場は、欧州市場とアメリカ市場の終了後に開始されるため、相場の変動が小さくなる傾向があります。そのため、トレンドが一段落した時間帯であり、相場の反転の可能性が高いとされています。

さらに、東京市場は、日本を中心としたアジア地域の経済指標発表や金融政策の発表が多く行われる時間帯でもあります。そのため、市場参加者のトレードの影響を受けやすく、相場の変動が発生しやすい時間帯でもあります。

オセアニア時間

セアニア市場は、アジア市場の終了後、欧州市場の開始前に位置しています。このため、アジア市場のトレンドと欧州市場のトレンドとの間に相場が停滞する時間帯となり、逆張りトレードに適した環境となります。

また、オセアニア地域は、経済規模が小さく、その影響力も比較的小さいため、相場が不安定になることが少なく、比較的落ち着いた相場が形成されやすい傾向があります。

さらに、オセアニア市場は、オーストラリアやニュージーランドなどの国々で発表される重要な経済指標が多く、その影響を受けた相場の変動が起こりやすい時間帯でもあります。また、アジア市場や欧州市場の動きに影響を受けにくいため、独自のトレンドを形成しやすく、逆張りトレードに適した時間帯となります。

日本人は逆張りが好き

日本人トレーダーは、逆張りが好きな方が多いらしいです。どこかアメリカのFXブログで、こんな事が書かれていました。あながち間違っていないかも

日本人には、「負けず嫌い」という精神が根強くあります。そのため、多くの日本人トレーダーは、相場の流れに逆らって、勝つことにこだわる傾向があります。これが、逆張りトレードを好む理由の1つと言えます。また、日本人は、歴史的に株式投資などの投機活動に親しんできた文化があります。そのため、投機やトレードに対する理解度が高く、相場の変動に敏感であると言えます。このような背景から、日本人トレーダーの中には、相場の変動に敏感に反応して、トレードを行うことが多い傾向があります。

逆張りで避けるポイント

FXで逆張りを行う場合、注意すべきポイントがいくつかあります。逆張りトレードにおいては、相場の状況やリスクをしっかりと把握して、慎重にトレードすることが重要です。

トレンドが明確に形成されている場合

相場が強いトレンドを形成している場合、そのトレンドに逆らう逆張りトレードは、リスクが高くなります。トレンドはしばらく続くことが多く、逆張りトレードで損失を出す可能性が高くなるため、トレンドが明確に形成されている場合は、逆張りを避ける方が安全です。

ボラティリティが高い場合

相場が急激な変動を見せる場合、逆張りトレードは非常に危険です。ボラティリティが高い相場では、損失を出しやすくなるため、慎重になってトレードすることが重要です。

ニュースや経済指標発表前後

重要なニュースや経済指標が発表される前後は、相場が急激に変動することがあります。逆張りトレードを行う場合、このような変動リスクを避けるために、ニュースや経済指標発表前後は、逆張りを避けることが望ましいでしょう。

逆張りでの攻略方法

逆張りの攻略方法については、オシレーターを複数組み合わせると効果が高いです。過去にこちらの記事に詳しくまとめました。一部、バックテストで実証しています。ご参考くださいね。

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まとめ

本記事では、逆張りトレードにおいて注目すべき時間帯や、効果的な逆張りトレードの方法を解説しました。

まず、欧州市場やニューヨーク市場が開いている時間帯は、相場の変動率が高く、トレードのチャンスが増えますが、リスクも高くなるため、注意が必要です。一方、東京市場やオセアニア時間帯は、比較的相場の変動率が低く、取引量も少なめである傾向があるため、逆張りトレードに適した時間帯とされています。

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この記事を書いた人

仮想通貨botや、MT4のEA開発、インジケーターなどを作ってます。このブログではFXの基礎的な知識から検証のまとめなどを書いていきたいと思ってます。

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