この2ヶ月は、MT4の逆張りインジケーターを作成中ですが、作ってて分かったのが、ボラが大きいビットコインなどの通貨にぴったりな事です。詳しくまとめてみます。
作成中の逆張りインジケーターについて
オシレーター系を組み合わせて、売られすぎ、買われすぎを判断してサインするMT4のインジケーターを作ってます。
逆張りの戦略について
逆張りとは、相場が過熱状態になり、急激な上昇が続いた後に、価格が急落する局面を狙って行う取引戦略です。この戦略は、「上がりすぎたり下がりすぎたりすると、必ず反転する」という考え方に基づいています。
具体的には、ビットコインの価格が上昇し過ぎた場合に、売り注文を入れて価格の下落を待ち、逆に価格が下落し過ぎた場合に、買い注文を入れて価格の上昇を待つという戦略です。何をもって逆張りを判断するかが肝になります。
逆張りに有効なオシレーター
逆張りの判断は、オシレータ系の指標を使用します。逆張りにおいてオシレーター系の指標を使う主な理由は、相場が過熱した状態や過剰な状態であるかどうかを判断しやすくするためです。
オシレーター系の指標は、相場の過熱感や過剰感を示す指標として有用であることが多く、その状態が続くと反発や調整が起こる可能性が高いため、逆張りのエントリーポイントとして利用されることがあります。
例えば、ストキャスティクスやRSI、MACDは、相場が買われすぎの状態にあるか、売られすぎの状態にあるかを示すことができます。相場の過熱感やトレンドの強さを示すことができます。
これらのオシレーター系の指標を使用することで、逆張りのエントリーポイントをより正確に見極めることができる場合があります。
オシレーター単体では、騙しが分からず、そのまま使うと勝率としては低い結果です。しかし、オシレーターを組み合わせる事と、パラメータの設定値次第でかなり勝てます。
短期のスキャルピングでも通用する
オシレーターの組み合わせとパラメータ次第で、ビットコインでも短期スキャルピングは通用します。オシレーター系の指標は、相場が一時的にオーバーバイトやオーバーセルになった場合に、反転の可能性が高いと判断することができます。
ビットコイン市場も同様に一時的に買われすぎ、売られすぎの状態になることがあり、そのタイミングを狙ってエントリーすることで、高い勝率でトレードすることができます。
以下は、ストキャスティクスと○○を組み合わせた結果です。
実際にトレードした結果は、こんな感じです。最後の上矢印の結果です。
サインが出て、Binanceでトレードしました。
TradingViewでバックテストの繰り返し
成果は出てきましたが、この道のりは簡単ではなくて、MT4用のプログラムはいきなり作成せずに、TradingViewで同じロジックで作成して、バックテストを繰り返しています。
普通にオシレーターの組み合わせのトレードは、以下のように、めっちゃ損する結果になってしまいます。
ここから、オシレーターの組み合わせを変えてみたり、パラメータを調整したりで、以下のような右肩上がりのグラフになりました。
ビットコインに対応しているMT4
ビットコインなどの仮想通貨に対応しているMT4は、結構探すのが大変だと思います。矢野テックが色々使ってみて、銘柄数も多くて使いやすかったのがアキシムトレードです。詳細はこちらの記事をご覧ください。
サインだけに頼らずフィボナッチリトレースメント引いて分析
サインツールだけに任せると、どうしても勝率は下がるので、自分が入るべきポイントはチャートを分析して厳選した方がよいです。
例えば、こういう急上昇したケースでは、フィボナッチリトレースメントを引いて、反発ポイントを見定めます。
フィボナッチリトレースメントは、トレンドの逆転が起こる可能性の高い水準を示しており、この水準で価格が反転することが多いため、取引のタイミングを調整する上で有用な情報を提供してくれます。
例えば、ビットコインの価格が上昇トレンドにある場合、フィボナッチリトレースメントの上限に近づいたところでオシレーター系の指標が買われすぎの状態を示している場合、価格が下落する可能性が高いため、売り注文を出すことができます。同様に、価格が下降トレンドにある場合には、フィボナッチリトレースメントの下限に近づいたところでオシレーター系の指標が売られすぎの状態を示している場合、価格が上昇する可能性が高いため、買い注文を出すことができます。
つまり、オシレーター系の指標とフィボナッチリトレースメントを併用することで、より正確な逆張り取引が可能となります。
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